音楽のレコーディングは奥が深い

初心者のためのレコーディング・ちょっとしたコツ

2019年10月31日 16時31分

  • 予期せぬ「でかい音」に備える

レコーディングの際には、プレーヤーのミスや力の入りすぎで、予期せぬレベルで音が入ってきてしまう場合があります。過度のハウリングやスネアドラムのミスヒットなどはよく発生するものです。このようなオーバーシュートが発生してもいいように、マイクとスピーカーの間には、ある程度のスペースをとることをおすすめします。もちろん、レコーディングに正解はないので、試行錯誤することは必要です。

 
  •  自分の耳を信じる

かっこよく聞こえたら、これはいいと思えたら、まずそのレコーディングは成功だと思ってかまいません。テクニックやネットで仕入れた情報などは、今は気にする必要ありません。数多くレコーディングして、経験を積むことが上達への早道です。
 
  •  機材を使いすぎない機材を持ってい

ると使いたくなるものですが、レコーディングに慣れるまではシンプルなセッティングでやってみるのがいいでしょう。生で出てくる音を、どうすれば魅力的に捉えられるのかを考え、試行錯誤しましょう。マイクの置き方ひとつでレコーディングは変わります。
 
  •  ケーブルは短く

楽器から発せられる音は、短くクオリティーの高いケーブルであればあるほど音質が落ちません。必要のない機材を接続することは避け、シンプルな接続を心がけましょう。そうすることでノイズの発生を抑えることができます。
 
  •  欲しい音を頭の中に描く

いきなり始めないで、欲しい音を頭の中に描いてからレコーディングに入りましょう。
 
  •  ウォームアップ

レコーディング場所で「音」を確認することは大切です。楽器や声が正常に響くかどうか、スタジオやホールでその響きをチェックしましょう。
 
  •  マイクと音源の距離

大事なことなので何度でも言いますが、マイクの位置、角度で音の性格はまったく変わります。
 
  •  機器が発するノイズに注意

たとえば、使用していないアンプから発せられるノイズを拾ってしまうことがあります。よけいな機材の電源は切っておきましょう。
 
  •  DIYがいいサウンドを生み出す

DIYのアイデアは、時としていいサウンドを生み出す上で最高の効果をもたらします。エコーがかったドラムの音を毛布で何とかする、などの努力は欠かせません。レコーディングエンジニアには頭の柔軟さも要求されます。
 
  •  サウンドのレベルに注意

レコーディング中には、予期せぬノイズが入り、トリミングが必要になることがあります。このようなノイズを見落とさないために、常にメーターから目を離さないことが大切です。
 
  •  複数マイクのセッティングに注意

マイクを複数設置すると、これらのマイクが互いに影響し合い、ノイズを発生することがあります。これを抑えるためには、自分の耳で確かめ、適切に機材をセッティングすることが重要です。
 
  •  ミュージシャンが「聴ける」環境

ミュージシャンにとって、自分の演奏、そして歌声をしっかり聴ける環境作りは大切です。スピーカーであっても、ヘッドフォンであっても、適切なモニター設備を通して、ミュージシャンが自分の演奏を聴くことのできる環境作りをしましょう。
 
  •  バックアップを必ずとる

何かを保存するプロジェクトにおいては、バックアップをとることはもっとも重要なことです。すべての作業の後には、必ずバックアップをとってください。